結婚準備講座
結婚で悩んでいる人、
その家族の皆さんは、ほとんど「取り越し苦労」で苦しんでいます。
■あるよく晴れた日曜日の午後、まだまだ元気な67才の母と、
のんびり屋の38才の息子の会話より。
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「おまえ、自分のこれからの結婚ってものをどう考えているの?」
「どうって?」
「これから先、わかっていると思うけど、ますます年は
とってゆくばかり。
年をとれば取るほど、結婚できる可能性は小さくなっていく
ばかりなのよ。
このままだと、周りからドンドン適齢期で妙齢の独身のお嬢様方
が嫁いでいってしまって、結局は孤独に寂しく生きることに
なってしまうのが気がかりで。
ねえ、おまえ、老後はどうするつもり?
このままじゃ、間違いなく路頭に迷うんじゃないの?」
「そ、それって、すごい飛躍的な老婆心!」
注◆老婆心:
必要以上に人の世話を焼きたがる気持ち、おせっかい。
「ちょっと、あなたを心配して言ってあげてるのよ。
少しは真剣に将来のために、老後のために、自分のために、
結婚のこと考えたらどうなの?」
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注◆取り越し苦労:
先々のことを思い悩み、無用な心配をすること。杞憂(きゆう)
注◆杞憂:
心配することのないことを心配すること。
■古代中国の杞の国の人が天の崩れ落ちるのを心配したという
「列子」の故事から由来する。
■結婚で悩んでいる人、その家族の皆さんは、ほとんどこの
「取り越し苦労」で苦しんでいます。

■ところで、「取り越し苦労」という苦労は、未来が大胆にも
予測可能である、ということが前提になっています。
■こうなって、こうなったらどうしようとか、逆にこうならなくって、
その結果、こうならなかったらどうしよう、です。
■たとえば、何度もお見合いを断られて、いつまでも独身だったら
どうしようとか、たとえば、おつき合いが長続きしなくって、
いつまでも結婚できなかったらどうしよう、です。
■悪いことが起こりえる可能性と、良いことが起こりえなかった
可能性を瞬時に頭の中でリストアップしてしまいます。
■そうなってしまった時(ずーっと独身)、そうならなくなって
しまった(ずーっと結婚できない)時の葛藤や惨めさを先取りします。
■でも、まだこれからどんな出会いが起こるのかもわからない時に
「取り越し苦労」してしまう人というのは、人生設計を失敗しがちです。
■人生って、必ず、良い意味でも悪い意味でも予測もしなかった
ことが起こります。
もっともっと、未来の不確実性に敬意を払いませんか!
■未来についてはもちろん、過去についても確定的なことは何もいえない、
というのが「今」を生きる人間の健全な姿です。
■逆に、たとえば失恋した過去はもう取り返しがつかないとか、
もう結婚なんかできっこないと、勝手に未来を先取りしてしまって
変更の余地がないなら、そこには何の希望もありません。
■あなたは、どこにも行き場がなくなってしまいます。それは、
絶望、ですよね。
■なかなか結婚できない、してくれないことに苦しんで、悩んで、
葛藤している人は、この「自分(たち)の未来は予測可能だ」という、
いわば神の視点に立っているといえるのではないでしょうか。
■人間には、出会いの未来は予測不可能です。それにウスウス
気づいている人には、思いがけない時に、思いがけない人の縁談話
しが舞い込んでくることがあります。
■「自分は、千里眼」だと思いこんでいる人がイメージする未来は、
たいてい貧弱です。
◆千里眼
人の心、未来を見通す能力。また、その能力をもつ人。
「一寸先は闇」って言いますが、「一寸先はバラ色」かもしれません。
■最悪の事態に備えるというのはそれなりに合理的、理性的なこと。
■でも、未来の不確実性をみくびって、最悪の事態(結婚できない)
の到来を無意識的に待望することにもなってしまいます。
先のことなんてあんまり考えすぎない方が正解、正解。
◆ところで、不幸になることを考えることが理性的、おとなで、幸せになる
こと、なれることを考えるのは子どもっぽい、幼いのでしょうか。
■ものすごく頭がよくて大学院を出たアカデミックエリートが、
新興宗教にはまり、殺人を犯した人がいました。
■一部上場の大企業に就職して一生安泰って思われていた人が、
その会社が倒産してしまったとか、リストラされてしまった人もいます。
■玉の輿、と言われた人が、ご主人に交通事故で先立たれてしまって、
パートで必死に子育てをしている人もいます。
■そう、先のことなんか誰にもわかりません。
だったら、幸福な方を考えてみませんか。
その方がずっと楽しく生きられるのですから。
あなたはいつだって幸せになるために一生懸命でした。
人生を投げたりはしなかった。頑張ってきましたよね。
そんなあなたが幸せな、結婚ができないわけがないです。
まとめ
■もしかしたら結婚できないかもしれない、という絶望の恐れを
希望へ変え、祝福された結婚への出会いを受け入れるということは、
意外性の中で起こります。
喜ばしいこと、うれしいことには、意外性が伴います。
■もし、うれしいこと、喜ばしいことが前々からわかっていたのなら、
当然すぎて、いざそれを経験した時にはうれしくも、
喜ばしくもないでしょう。
そこには出会いへの感謝の気持ちもありません。
だから、赤い糸のついた出会いは、いつでもそっとそっとやってきます。
■本当に喜ばしい出会いは突然、しかも、意外なところから
あなたを迎えに来ます。
その時は、恐れることなく、喜びと感動をもって受け入れましょう。
今回は、それができる、あなたのために書きました。
ウェディング・ベルを鳴らすその日のために。
▼結婚コンサルタント
■田代 ゆき生
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